石兆元の言う通り、「螭龍元精」は確かに三日後に完全に育成が完了した。成功した瞬間、彼は躊躇なく飛びかかり、空中で結跏趺坐し、道臺の上に端座した。
吼!吼!
下方では。
螭龍のような形をした黒い三日月が生き返ったかのように、絶えず暴れ続け、極めて純粋な螭龍龍氣を放出し、それを石兆元が吸収していった。
「螭龍元精のエネルギーは本当に膨大だ。」
石兆元は顔に浮かぶ興奮と激動をもはや隠せなくなっていた。この時この瞬間の彼の心情は非常に喜ばしいものだった。三百年の謀略の末、ついに実りを収穫する時が来たのだ。
「もし私が横やりを入れなければ。」
齊明は石兆元の変化を見つめながら、静かに呟いた。「この石兆元はきっと遠くまで行けただろう。本物の大魔頭になる機会もあっただろう。」
「しかし……」
齊明の脳裏に天源城の民衆の悲惨な状況と、あの母娘が乱刀で殺された光景が蘇り、齊明の眼差しも次第に冷たくなっていった。
結局のところ。
齊明は聖人様ではない。
そして。
たとえ本物の聖人様でも、それぞれ異なる性格がある。
もし。
齊明がこのような事態を見聞きしていなければ、おそらく関わろうとはしなかっただろうし、そこまでの精力も費やさなかっただろう。
しかし今、偶然にも齊明はそれを目にし、耳にしてしまった。もし何も見なかった、何も聞かなかったかのように無視して通り過ぎるのなら。
齊明は心の中のその一つの坎を越えられないだろう。
心魔を生む可能性がある。
だから。
拝月魔教は必ず滅ぼさねばならない。
夜が訪れた。
元鳳は朝昼晩の三拝の決まりに従い、夜が訪れた時、再び「石兆元」の名前を書いた案山子に向かって拝礼した。
冥冥の中。
呪いの力が蔓延し。
石兆元に作用した。
「むっ?!」
石兆元は「螭龍元精」を吸収している最中だったが、心神が幾分恍惚となり、自分でも何が起こったのか分からず、元神が揺らぎ、体内の法力に波動が生じた。
思わず。
体内に流れ込む龍氣に激しい波動が生じた。
「まずい。」
石兆元は心を震わせ、急いで精神を集中させ、功法を運転して体内で暴れる龍氣を抑え込み、ゆっくりと正常に整えていった。
「今のは一体何だったのだ?」
石兆元は眉をひそめた。何か様子がおかしいと感じた。
というのも。
彼は元嬰大修士なのだ。