地下の寝宮で一日一夜を過ごし、萧塵はようやく陣盤を完全に練化した。
九玄陣盤は法寶として扱うことができ、練化して身につければ、いつでも九玄陣を展開して修練することができる。
しかし、陣盤だけでは意味がない。陣法を運転するにはエネルギーが必要だ。
例えば霊石や仙石などだ。
残念ながら地球のような環境では、霊気が非常に薄く、どこで霊石を見つけられるだろうか?
現在、萧塵が九玄陣の運転に使えるものは、仙霊気が凝縮された丸だけだった。
「そろそろいいだろう!」
萧塵は立ち上がって出発の準備をした。
今回の玉萧門への訪問は、もともと様子を見に来ただけだったが、予想以上の収穫があった。
しかしその時、彼は突然北霊山の頂上に異変を感じた。
「見に行こう!」
……
北霊山の頂上。
着物姿で傷だらけの女性が、十三、四歳の黒衣の少女を後ろに必死に守っていた。