瞬く間に、七日の時が過ぎ去り、最後の期限が訪れた。
谷間で、朱天篷、青霞、紫霞の三人が立ち、次々と白い光に変わって転送されていく姿を見つめていた。朱天篷以外の青霞と紫霞は、次は自分たちの番ではないかと緊張していた。
時間の経過とともに、脱落した者たちの姿は瞬く間に消え去り、菩提界には誰一人として脱落する者はいなかった。
この時になってようやく、青霞と紫霞は安堵の息をつき、「やっと成功したわ」とつぶやいた。
言い終わると、二人の視線は自然と朱天篷に向けられた。特に青霞は心の中の推測を確信し、彼を見る目には自然と哀怨の色が浮かんだ。
青霞の冷たい態度とは対照的に、紫霞は上機嫌で叫んだ。「悟能師弟、本当に上位十人に入ったのね。一体どれだけのポイントを獲得したの?」
明らかに、上位十人に入るという目標は達成され、もはや以前のように緊張して心配する必要はなくなっていた。
その言葉を聞いて、朱天篷は紫霞を一瞥し、「まあまあかな、たいしたことないよ」と答えた。
この言葉を聞いて、青霞は冷ややかに鼻を鳴らし、「ふん、一体どれだけのポイントなの?今や皆上位十人なんだから、私たち姉妹があなたのポイントを奪うとでも思ってるの?」
これを聞いて、朱天篷は白目を向けた。本来なら彼女たちを落胆させたくなかったが、こうまで追及されては、優しさを見せる必要もないだろう。
そう思い至り、朱天篷は懐からポイントカードを取り出し、振りながら言った。「本当に大したことないよ、たった十一万ポイントちょっとさ」
この言葉を聞くや否や、青霞は足を踏み外し、転びそうになった。信じられない様子で朱天篷を見つめ、喉の渇きを感じながら「十一万ポイント以上って...あなた...あなた...人間じゃないわ!」
白目を向けながら、朱天篷は「私が人間かどうかは見れば分かるでしょう」と言った。
少し間を置いて、朱天篷は青霞と紫霞を見渡し、「むしろ二人の師姉こそ、他のことは言えませんが、確実に人間ではありませんね」と言った。
この言葉を聞いて、青霞と紫霞の表情が微かに変化した。
彼女たちは確かに人間ではなく、太古世界の神々の末裔でもなく、その根源は人間とは呼べないものだった。
そのことを思い出し、青霞は朱天篷を強く睨みつけた後、顔を背けて黙り込んでしまった。
一方、紫霞は好奇心に駆られて朱天篷の前に寄り、そのポイントカードの数字を見つめながら「十一万...本当に十一万ポイント以上...悟能師弟、すごいわ」とつぶやいた。
この言葉を聞いて、朱天篷は思わず咳払いをした。
この言葉が純真な少女から目の前でそのまま発せられると、朱天篷は彼女がそういう意図ではないと分かっていても、つい妄想してしまった。
しばらくして朱天篷が我に返ると、紫霞が真っ赤な顔で自分を見つめているのが目に入った。その美しい瞳には怒りと責めるような色があったが、それ以上に恥じらいの色が濃かった。
この光景を目にして、朱天篷は呆然となり、心の中で叫んだ。「なんてこった、どういうことだ、まさか紫霞は読心術を使えるのか?」
そう考えると、朱天篷は深く息を吸い、心の中で「試してみるしかない」と思った。
そう言いながら、朱天篷は再び妄想を始めたが、今度は紫霞の顔に視線を固定し、彼女のどんな表情の変化も見逃すまいとした。
もし彼女が本当に読心術を使えるのなら、今後の行動には細心の注意を払わなければならないからだ。
次の瞬間、紫霞の顔は真っ赤になり、朱天篷を強く睨みつけた。口を開きかけたが、すぐに身を翻して洞窟の中へと駆け込んでいった。
一方、朱天篷は雷に打たれたかのように立ち尽くしていた。紫霞の最後の言葉は口に出されなかったが、唇の動きから意味は明らかだった:「変態、もう相手にしないわ」
「彼女は本当に読心術を使えるんだ!」
この瞬間、朱天篷は紫霞が読心術を使えることを確信し、冷や汗が噴き出た。
幸い、紫霞の前で西遊記のことだけを考えていて、もしそうでなければ...
自分の秘密が覗かれていたことを考えると、朱天篷の心は震え上がり、同時に紫霞から距離を置こうという決意を固めた。
朱天篷が密かに安堵していた時、青霞が傍らから歩み寄り、彼を上から下まで見渡した後、眉をひそめて「私の妹に何をしたの?」と尋ねた。
この言葉を聞いて、朱天篷はすぐに我に返り、すかさず困惑したような表情を装い、肩をすくめて「何もしていませんよ、青霞師姉、何か誤解されているのではないですか」と答えた。
これを聞いて、青霞は再び朱天篷をしばらく観察したが、破綻を見つけることができず、それ以上何も言わなかった。
しばらくして青霞は我に返り、朱天篷を強く睨みつけて「あなたこの詐欺師、私の妹に近づかないで。さもないと会うたびに殴るわよ」と言った。
そう言うと、彼女は冷ややかに鼻を鳴らし、身を翻して洞窟へと向かった。
朱天篷と紫霞は何も言わなかったが、青霞には朱天篷が紫霞を困らせたことが明らかに見て取れた。
理由もなく、紫霞の心はますます怒りに満ち、大切なものを奪われたような感覚があった。しかもそれを奪ったのが自分の妹だということが、一時的に受け入れがたかった。
これに対して、朱天篷は何も言えなかった。
以前なら、彼は青霞の横暴と余計な干渉に反感を覚えたかもしれない。
しかし今は、これこそが彼の必要としているものだった。確かに彼と紫霞はある程度親しい間柄で、突然無視するのは説明がつかない。
しかし今や青霞の脅しがあれば話は別だ。少なくとも言い訳はできた。他人の目に臆病者と映るかもしれないが、朱天篷にとってはどうでもよかった。自分の秘密に比べれば、そんな偏見など何の意味もない。
ふと、朱天篷は西遊記の豬八戒様のことを思い出した。
彼は臆病で、金銭と色欲に貪欲で、三日に二度は別れを告げると騒ぎ立てていた。
しかし、本当にそうだったのだろうか?
彼がそのような行動を取ったのは、本当に臆病だったからではなく、自分の運命を知りながらも変えることができないという無力感からの、やむを得ない選択だったのではないだろうか。
特に孫悟空が去った後も、豬八戒様は変わらず三蔵法師を西へと護送し続けた。このことからも、西遊記における豬八戒様は、おそらく力を隠し、表面的な努力しかせず、ただ形式的に任務をこなしていただけなのかもしれない。
そう考えると、朱天篷は深いため息をつき、頭を上げて天空界を見つめ、心の中でつぶやいた。「西遊の地よ、お前は一体どんな秘密を隠しているのだ!」
瞬く間に、二十日の時が過ぎ去り、十年の期限は円満に達成された。
この日、菩提界全体に仙気が漂い、菩提老師の声が響き渡った。「年試が終了した。汝ら十人は試練を通過した。それぞれ朱天篷、諸葛瑾...青霞、紫霞...華岳である!」
言葉が終わるや否や、十筋の金色の光柱が天から降り注ぎ、朱天篷たちを包み込み、ゆっくりと菩提界の外へと引き上げていった。
渦巻く天空界を見上げながら、朱天篷の目に驚愕の色が浮かび、心の中でつぶやいた。「これは一体どんな神通力なんだ。この世界は小千世界よりも大きく、より完全だ。まさか本当に異次元空間なのか?」