第0071章 神性の醜さ、再び天神様を討つ

話している間に、五人は一斉に飛び出し、長戟を手に朱天篷に向かって斬りかかってきた。

その様子を見て、朱天篷の目に冷たい光が走り、呟いた。「お前たちが死にたいというなら、本元帥が望みを叶えてやろう」

言葉と共に、朱天篷は小千世界の力を全開にし、手にした九齒釘耙を振るい、「一撃乾坤決め!」と叫んだ。

これは三十六式の中で最強の一撃であり、朱天篷が現在使える最強の戦闘技だった。

九齒釘耙の九本の歯が輝きを放ち、五本の長戟と激しく衝突した。

轟——

轟音が響き渡り、五人の合同攻撃は朱天篷によって打ち砕かれた。

「バキッ」という音と共に、五本の長戟が粉々に砕け、続いて五つの人影が流星のように下方へ叩きつけられ、それぞれが血を吐き出し、非常に惨めな姿となった。

その様子を見て、朱天篷は冷たく鼻を鳴らし、「逃げるつもりか?本元帥をなめているのか!」

言葉と共に、流雲遁術を発動し、朱天篷は光となって五つの人影を追いかけた。

「くそっ、この天蓬元帥がなぜこんなに強いんだ。我々五人が戦陣で戦っても敵わないとは!」

「畜生、こいつは二百日前まで一介の凡人だったのに、我々の唾一つで殺せるような存在だったはずだ。たった二百日でなぜここまで成長できたんだ!」

逃げながら、二人の神將が恨み言を吐き続けた。朱天篷の成長速度に羨望と嫉妬を感じ、自分がその立場になりたいと思っていた。

これに対し、先頭を走る神將はため息をつき、心の中で呟いた。「こういう例がないわけではない。戦神の巻物の上位十傑もそうだったではないか」

そう考えると、男は瑤池のある方向を見上げ、歯を食いしばって言った。「もういい、このまま戦えば俺たち兄弟は危険だ。今は巻簾神將を探しに行こう。あいつなら、この者を抑えることができる」

この言葉に、残りの四人も同意した。

この戦いでの敗北は屈辱的で、まさに恥辱そのものだった。

今は復讐できないが、巻簾が出手すれば話は別だ。結局のところ、彼は戦神の巻物の上位十傑の存在で、真仙初期の天蓬元帥とは比べものにならないのだから。

しかし、五人が巻簾に助けを求めようと考えていた時、一筋の光が走り、朱天篷の姿が五人の前に現れ、片手に九齒釘耙を持って立ちはだかり、冷たく言った。「皆さん、ここで本元帥に付き合ってもらおうか」

この状況を見て、五人は動きを止め、顔色が一気に青ざめた。目を見開いて朱天篷を睨みつけ、「天蓬元帥、何事も程々にすれば後日また会える。この件は我々兄弟五人の非です。このまま水に流していただけませんか?」

これを聞いて、朱天篷の目に軽蔑の色が浮かんだ。

この五人は並外れて厚かましい。少なくとも自分を甘く見て、殺すと叫んでいたくせに、今や自分の相手にならないと分かると、このまま水に流そうとする。その厚顔無恥さは凡界の城壁よりも厚い。

そう思うと、朱天篷の口元がゆっくりと上がり、からかうような目つきで言った。「いいだろう。だが本元帥は三人しか逃がさない。さあ、決めるがいい!」

この言葉に、五人の顔色が激変した。朱天篷の言葉は心を突き刺すものだった。三人しか逃がさないということは、二人を見捨てなければならないということだ。

思わず、五人は互いに目を合わせ、そして朱天篷の方を向いて、「元帥、もしかして……」

言い終わる前に、朱天篷は冷たく鼻を鳴らし、「本元帥の忍耐にも限界がある。このままぐずぐずしているなら、本元帥は手を下すぞ」

言い終わると、朱天篷は五人を見つめ、目にからかいの色が一瞬よぎり、続けて言った。「本元帥が三つ数えるまでに選ばなければ、本元帥の無情さを味わうことになるぞ」

少し間を置いて、朱天篷は左手を上げ、一本の指を立てて、「一!」

この言葉に、五人は動揺した。

朱天篷の様子は決して冗談ではなく、つまり五人のうち三人しか逃げられないということだ。しかも、全員が自分がその安全に逃げられる一人になりたいと願っていた。

そう考えると、これまで息の合っていた五人の隊形が崩れ、互いを見る目には警戒と思惑が浮かんでいた。

その様子を見て、朱天篷は内心で更に冷笑を深め、もう一本の指を立てて、「二!」

この言葉を聞くと、既に緊張していた空気がさらに重くなり、そして、一人の神將が口を開いた。「兄弟たち、この枠を私に譲ってくれないか!」

これを聞いて、残りの四人は激怒し、非難した。「張思遠、これまで兄貴たちはお前によくしてきただろう。それに我々は皆封神榜に署名している。お前は封神榜の中で少し過ごせばいい。出てきたら、兄貴たちがお前の歓迎会を開いてやる」

この言葉に、最初に口を開いた張思遠の顔色が一気に暗くなり、残りの四人を睨みつけ、激しく言った。「よし、よし、よし、お前たち、覚えておけ」

最後まで言うと、張思遠は怒りのあまり血を吐き、全体的に衰弱した様子になった。

その様子を見て、残りの四人は安堵の息をついた。一人片付いて、あと一人だ。

すぐに、四人の目が互いを探り、最終的に三人が意見を一致させ、一つになって言った。「大将、これまで俺たち兄弟はお前のために多くの汚れ仕事を引き受けてきた。今回はお前が犠牲になってくれ!」

これに対し、見捨てられた神將は呆然とした。

彼はこんな展開になるとは思ってもみなかった。日頃から兄弟と呼び合い、何かあれば自分が助けてきた兄弟たちが、この瞬間に見捨てるなんて、何という皮肉だろうか。

ぷっ——

末っ子の張思遠に続いて、大将の張思君も血を吐き、気力が衰え、明らかに怒りで体調を崩していた。

その様子を見て、残りの三人の兄弟は安堵の息をつき、朱天篷の方を向いて口を開こうとした。

しかし朱天篷は彼らに話す機会を与えず、すぐに三本目の指を立てて、「三!」

言い終わると、朱天篷は顔色を変えた三人の神將と張思遠、張思君を見つめ、「お前たちは決められた時間内に答えを出さなかった。ならば本元帥の無慈悲さを味わうがいい」

話しながら、流雲遁術を発動し、朱天篷はすぐに張思遠と張思君の背後に現れ、虛空指を放ち、二つの剣気が瞬時に彼らの識海を破壊した。

二つの神魂が金色の光に包まれて空を切り裂いていくのが見えた。朱天篷は残りの三人の神將に向き直り、「よし、この二人は片付いた。次はお前たちの番だ」

この言葉に、三人は顔色を変えた。

もはや朱天篷と戦う勇気もなく、ほぼ同時に身を翻して逃げようとした。

これに対し、朱天篷が三人を好きにさせるはずがなかった。

虛空指を三回続けて放ち、すぐに戦意を失った三人を重傷を負わせ、すぐさま三人の前に現れ、「覚えておけ。本元帥の怒りを買おうとするな。なぜなら、本元帥の怒りはお前たちには耐えられないからだ」

話しながら、朱天篷は手にした九齒釘耙を振り上げ、三人を仕留めようとした。

千鈞一髪のその時、怒りを含んだ叫び声が響いてきた。「天蓬元帥、そこまでだ!」