その後の数日間、雲海中學校では奇妙な光景が見られた。学校で二番目の美人である雲霓が、毎日雨の日も風の日も葉錯に朝食を届けるのだが、二人はほぼ毎回喧嘩になりそうになっていた。
「雲霓、これは一体何を持ってきたんだ?ニンニク味の豆花?どこからこんな闇料理を見つけてきたんだ?」葉錯は怒鳴りそうになった。この数日間、わさび餡の饅頭、胡椒味の雑穀粥、醤油と酢で作ったコーラなど、様々な奇怪な食べ物を見てきた。
前世で殺し屋だった時の警戒心のおかげで、どんな食べ物でも先に確認する習慣がなければ、今頃は雲霓にやられていただろう。
雲霓はにこにこと首を振り、「何もできないでしょう」という態度で言った。「あなたが持ってこいって言ったのよ。何を持ってくるかは言わなかったじゃない。あなたみたいな変態は、きっとこういう変な味が好きなはずよ。私の判断は間違ってないわ」