第122章 高手位榜に登る

蘇乘羽は車を路肩に停め、小道を通って牯牛山の下の小川のほとりまで歩き、石を見つけて座り、太上玄清訣を運転し、天地の霊気を吸収した。

蘇乘羽は朝の五時過ぎまで修練を続け、ようやく入定から目覚めた。

「境界はより安定したが、天地の霊気を吸収して境界突破するには、少なくとも二、三ヶ月はかかるだろう。それに、この牯牛山の天地の霊気では、そんなに長く吸収し続けるには足りない」

天地の霊気が少なすぎて、蘇乘羽の修練には全く足りなかった。

彼は車に戻り、市街地に向かい、ついでに団地の外で蘇笑笑に朝食を買って帰った。

「お兄ちゃん、昨夜何時に帰ってきたの?」

蘇笑笑は肉まんを食べながら尋ねた。

「明け方だよ。お前が寝ていたから、起こさなかった。そうだ、明日はお前の誕生日だけど、どのクラスメートを招待するか決めた?先に予約しておくから」と蘇乘羽は言った。

「うーん...でも明日は補習があるの」

「大丈夫、夕食でいいじゃないか」と蘇乘羽は笑って言った。

「じゃあ今日学校で友達に言ってくるわ。そんなに多くないけど、六、七人くらいかな」と蘇笑笑は言った。

食事の後、蘇笑笑は学校へ行き、蘇乘羽は林家へ向かった。

林家の人々は蘇乘羽に深く感謝していた。玄関に入るなり、林正勳は興奮して言った。「おめでとうございます、蘇さん」

「何がですか?」蘇乘羽は怪訝そうに尋ねた。

「蘇さんはまだご存知なかったのですか?霖江高手位榜のトップ10入りを果たされ、しかも一気に5位以内に入られたのですよ。おめでたいことです」

「ほう?霖江高手位榜が更新されたのですか?」

蘇乘羽は、龍魂司がこんなに早く彼の名前を高手位榜に載せるとは思っていなかった。

高手位榜はリアルタイムで更新されるわけではなく、通常は半年に一度の発表だった。

順位に変動がない場合は、一年に一度の発表となる。

龍魂司が高手位榜を更新する際は、龍魂司の公式メディアチャンネルと霖江日報で公表される。

「今朝更新されたばかりです。ご覧ください」

林正勳は手持ちの新聞を蘇乘羽に渡した。高手位榜の第五位は元々侯從生という人物で、下九品の実力の持ち主だった。