柳玉梅は驚いた。孫娘が今回とても楽に食事をしているように感じられ、少女らしい喜びさえ感じられたからだ。
「こんなことも可能なの?」
李追遠は微笑んで、皿に残った料理は全て自分のものだと思い、食べ始めた。
同席者が重度の強迫性障害患者であることから、彼は同類の人々との付き合い方を自然と理解していた。
秦璃は素早く食べ、最後の一巡りでは、皿の料理を全て取り終え、スープも最後の一口まで飲み干し、ご飯も丁度きれいに食べ終えた。
彼女は箸を置いた。
李追遠はタオルを取り、折りたたんで彼女の口元と手を拭いてあげた。タオルは大きく、多くの機能的な区域に分けることができた。
食事が終わると、李追遠は再び秦璃を連れてテラスで読書をした。
この『江湖志怪録』を、彼も読むスピードを上げていき、夕暮れ時には第十二巻まで読み進めていた。
彼は明日さらにスピードを上げられると考え、数日もあれば入門百科を読み終えることができ、その後また地下室の箱の中から宝物を探せると思った。
その間、水を飲むときは秦璃にも水を飲ませ、トイレに行くときも秦璃を連れて行った。
普段お菓子をあまり食べない彼も、彼女が空腹になることを心配して、いくつかのお菓子を開けて分け合って食べた。
毎回後で彼女の手を拭かなければならず、このタオルは彼自身も使うため、どんどん汚れていった。
李三江は、なぜ今日英が補習に来なかったのかと不満げにぶつぶつ言った。
李追遠は姉が昨日自分が解説した問題を消化しているのだろうと考えた。
しかし李三江は、英が李追遠の指導があまりにも難しすぎて来たくなくなったのだと考えていた。
夕食時も、李三江は一人で別テーブルだった。
今回は、柳玉梅が予め孫娘のために皿に料理を分けて用意したが、秦璃は座っても箸を取らなかった。
李追遠は自分の箸を取り、各皿の料理の量を少し調整した。
秦璃は箸を取り、食事を始めた。
柳玉梅:「璃、おばあちゃんが気が付かなくて、量の加減を間違えてしまったわ。」
実は老婆の心の中では:ふん、一口でどれくらい食べるか覚えていないとでも思っているの?この子ったら、わざとよ!