第21章_5

李三江の態度は、赤封筒の厚みに和らげられた。

「じゃあ...見に行くしかないな。実際、何か起きても、もう何もできないかもしれない。できることと言えば、お前たち若い世代のために、祈りを捧げ、守護し、風水を整えることくらいだ」

「それで十分です。それだけでいいんです。本当に、感謝します」

実は、彼らこの若い世代は、あの三人の老人たちのことを心配しているわけではなく、三人が続けて事故に遭った後、次は自分たちの番になるのではないかと懸念していたのだ。

「先に帰りなさい。私は準備をしなければならない。午後に行くから」

「はい、はい、曾祖父、家でお待ちしております」

相手が自転車で遠ざかった後、李三江は田んぼの小道を歩きながら赤封筒を開け、すべての札が大団結であることを確認すると、顔に笑みが浮かんだ。

へへ、朝から金が入るとは気分がいいな。

確かに、ずっと悪い仕事ばかりを引き受けているわけにはいかないよな。

実際、劉金霞が言ったように、この商売は騙しや誤魔化しを避けられず、多くの場合は場を取り繕うだけだ。

でも相手次第だ。もともと悪事を働いている連中なら、騙して金を取っても、それは彼らの厄除けのためと考えれば、助けになっているとも言える。

家に戻った李三江は特に準備もせず、二階のベランダの籐椅子に寝そべり、ラジオをつけて、午後まで仮眠を取ることにした。

ちょうど姿勢を調整していると、東北の角に二人の子供が一人ずつ小さな寝椅子に横たわり、並んでいるのが見えた。

しかもその寝椅子は、一つは右の肘掛けが、もう一つは左の肘掛けが欠けており、くっつけると一対になって、間に隔たりがなかった。

「この小僧め、なかなか生活を楽しむのが上手いな」

昼近くになると、上半身裸の少年が車を押して堤防に上がってきた。潤生だった。

彼は山様の入れ歯の取り付けを手伝い、二日間怪我の世話をした後、前回牛家で稼いだ金で米や油を買い込んでから、山様に家から追い出されていた。

劉おばさんは礼儀正しく声をかけた：「潤生が来たのね。お腹すいてる？もうすぐご飯だよ」

潤生は頷いた：「ひどく腹が減ってます。おじいちゃんが一昨日から食事させてくれなくて、ここで食べるために空腹のままでした」

「それはよかった。新しいお香を作ったから、食事の時に味を見てちょうだい。いい香りかどうか」