第70章 城主からの招待

楊小天はすぐに藥鼎を叩いて目を覚まさせ、自分の考えを話した。

藥鼎は聞いて、不機嫌そうに言った。「丹藥を飲み続けて修行すれば、丹毒を排出するだけで大丈夫だと思っているのか?」

楊小天は愕然とした。

「天劫雷水は確かに丹毒を排出できるが、丹藥を飲みすぎると、お前の真気は全て丹藥の力から変化したものとなり、根のない浮き草のようになってしまう」と藥鼎は説明した。

「しかし、今はお前も絕品四象靈丹を練成できるようになった。絕品四象靈丹は極品四象靈丹よりもずっと純度が高い。天劫雷水もあるから、半月に一度なら絕品四象靈丹を服用してもいいだろう」

半月か?

楊小天は多少失望したが、半月に一度なら以前よりはましだった。

「修行の道は、境地を上げることばかり考えるな」と藥鼎は諭すように言った。「お前はまだ修行を始めたばかりだ。基礎を固めることを考えるべきだ」

「功法や武技をもっと学んで、見識を広めるといい」

「先人たちの修行の心得も読むといい」

羅青と同じような口調で話す藥鼎の言葉に、楊小天は頷いた。

楊小天が外出しようとした時、アトアリがやってきて、両隣の家の手続きが済んだと報告した。

楊小天はそれを聞くと、二人に職人を呼んで両隣の家を繋げるように指示し、三軒が一つになるよう、両隣の家を改装するよう命じた。

「そうそう、ご主人様。これは城主様からの招待状です。今夜、誕生日の宴を開くので、ご出席をお願いしたいとのことです」とアトは思い出したように言い、金の文字が刻まれた招待状を取り出した。

城主の誕生日宴?

楊小天は招待状を受け取って開いてみると、中には神劍城城主様の彭志剛直筆の文字が力強く書かれており、今夜城主府で五十歳の誕生日宴を開くので、ぜひ参加してほしいという内容だった。

彭志剛は誠意を持って丁寧に、楊小天の来訪を心よりお待ちしていると書いていた。

楊小天は招待状を収めた。神劍城城主様からの誠意ある招待なので、夜には時間を作って行くことにした。

今後神劍城で何か困ったことがあった時に、お願いすることもあるかもしれない。

その後、楊小天は奴隷たちの修行の状況について尋ねた。

今回十五人が先天に突破したと聞いて、楊小天はようやく安堵した。

しかし、まだ十八人が先天に達していないことを考えると、楊小天は憂鬱になった。