第70章 運籌帷幄(下)

第七十章 運籌帷幄(下)

他の長老たちが沈黙を保つのを見て、曹雄は勢いに乗じて言った。「誤解であったのなら、重い罰は避けましょう。李七夜を鬼樓で半年間の面壁思案に処し、その軽率な行動と不適切な処置を戒めましょう」

「鬼樓ですか?」孫長老は曹雄の言葉を聞いて眉をひそめながら言った。

曹雄は言った。「鬼樓は確かに陰気ではありますが、危険はありません。師兄も実際に体験されたことですから、私が多くを語る必要もないでしょう。もし他の場所で面壁させれば、門下の弟子たちから彼を贔屓しすぎると笑われかねません。私としては、鬼樓が最適だと考えます」

そう言いながら、曹雄は李七夜を見て続けた。「それに、李七夜には祖師の加護があるのですから、鬼樓は最適な場所です。鬼樓は祖師が邪魔な者たちを封じ込めた場所。祖師の神威で再び鬼樓を鎮圧するのにちょうど良いでしょう」

「それは、それは適切ではないでしょう」長老たちの中で、最も李七夜を支持する孫長老が眉をひそめて言った。

古鐵守がまだ決定を下さないうちに、李七夜は曹雄を見つめ、微笑んで落ち着いた様子で言った。「祖師の加護があるのなら、何も恐れることはありません。鬼樓なら鬼樓で、弟子は喜んで罰を受けます」

古鐵守は李七夜をしばらく見つめた後、最後に頷いて言った。「よかろう。お前が望むなら、鬼樓としよう。半年間の面壁思案とし、莫護法が監督を務めよ」

古鐵守のこの采配は極めて適切なものだった。莫護法に李七夜を監督させるというより、むしろ保護させるという意味合いが強かった。

結論を下した後、古鐵守は重々しく言った。「七夜の行動は軽率であり、確かに罰に値する。この一件の扇動者である周堂主も、厳しく罰せられるべきだ。周堂主の無知と愚かさがなければ、胡護法たちが悲惨な死を遂げることもなかった。よって、周堂主の堂主の職を剥奪し、今後一切の派内での職務を禁ずる」

この決定を聞いて、曹雄は心の中で血を流すような思いだった。二人の弟子と、三人の忠実な堂主を失い、今や彼に忠誠を誓う手先はほとんど残っていない。そして今また周堂主の職も失う。彼にとっては甚大な損失だったが、この時は耐えるしかなかった。小さな我慢を怠れば、大きな計画が台無しになる。