九条結衣は彼の言葉の意味が分からず、不機嫌そうに眉をひそめた。「節水と一緒にお風呂に入ることに何の関係があるの?」
「もちろんあるさ。二人で入れば、もっと近くにくっついて、水が二人にかかるから無駄にならないだろう」
彼は少し熱くなった体を九条結衣に密着させ、目に悪戯っぽい光を宿して「こんな風にね」
九条結衣は彼のそんな色気たっぷりな行動と、明らかに企んでいる様子を見て、即座に顔を曇らせた。
藤堂澄人は何も言わず、彼女を抱き上げ、九条結衣の驚きの声と罵りの声の中、浴室のドアを蹴り開けた。
素早く慣れた動作で服を脱ぎ、続いて九条結衣の体を上下にまさぐり、あっという間に彼女の服を全て脱がせてしまった。
「お前、お風呂を手伝ってあげるよ...」
「出て行って...んん...この馬鹿...」