181 お前に彼女ができるなんて?ありえない!

「電球になれって言ったか?」神崎卓礼は南條景衡を横目で睨んだ。

南條景衡というこの超高ワットの電球は全く気付いていない様子で、スマートフォンを取り出してWeChatを開き、「お姉さん、友達追加しましょう」と言った。

道乃漫は「……」

彼女は南條景衡の名前を早くから聞いていたが、まさか本人がこんなタイプだとは思わなかった。

神崎卓礼を見ると、彼は笑いながら言った。「追加してあげて。普段は相手にしなければいいから」

「何言ってるんだよ、俺だって彼女がいるんだぞ」南條景衡は誇らしげに胸を張って、「もうすぐ結婚するんだ」

神崎卓礼は「……」

調子に乗りやがって!

道乃漫は笑いを堪えながらスマートフォンを取り出し、南條景衡と友達になった。

「俺たち仲間内でグループがあるんだ。君も入れておくよ」神崎卓礼が言った。「みんな幼馴染で、他の奴らは皆結婚してて、奥さんたちもグループにいるんだ」