「はははは、怖いわ!」
白泽霜乃:「……」
彼女がTwitterで『貪狼作戦』を批判しようとしていたところ、自分が何も言う前に、村上舟翔のファンが押し寄せてきた。
一体誰に何をしたというのか?
しかし、白泽霜乃には道乃漫のような村上舟翔のファンを震え上がらせる力はなく、どんなに説明しても、村上舟翔のファンは聞く耳を持たず、白泽霜乃のファンが彼女たちの舟翔を中傷したと言い張るばかりだった。
これは明らかに道乃漫には勝てないから、白泽霜乃のところに八つ当たりに来たのだ。
白泽霜乃は泣きたい気持ちでいっぱいだった。
道乃漫に勝てないからって私に八つ当たりするなんて、おかしいでしょう!
白泽霜乃と村上舟翔のファンは激しく争い、自分たちのアイドルをトレンド入りさせてしまった。
一方、篠崎寧娴は道乃漫にDMを送った。「道乃姉ちゃん、ファンクラブを作りたいんですけど、いいですか?」
道乃漫は驚いて、「いいけど、早すぎないかな?映画もまだ公開されてないし、私にはそんなにファンもいないよ。」
「いいえ、結構いますよ。Twitterの返信欄を見てください。それに、映画が公開されたら、きっともっとたくさんの人があなたのファンになると思います。ファンクラブを早めに作っておけば、ファンの居場所を作ることができます。」篠崎寧娴は村上舟翔のファンクラブの古参メンバーだったので、こういうことをよく知っていた。
道乃漫は何でも知っているわけではなく、この分野については詳しくなかった。
篠崎寧娴の言葉を聞いて理にかなっていると思い、「じゃあ、この件は任せるわ。でも、ファンクラブの設立は絶対に勉強の邪魔にならない範囲でお願いね。自分の用事を疎かにしないでね。それと、何か必要なことがあったら言ってね。」
篠崎寧娴は笑いながら入力した。「大丈夫です、あなたの言葉をちゃんと覚えていますから。」
道乃漫は、もしファンクラブが一定の規模まで大きくなれば、ファンクラブ会長も一つの職務として認められるだろうと考えた。
その時は篠崎寧娴にも給料を払わなければならない。篠崎寧娴にただ働きをさせるわけにはいかない。
道乃漫は詳しくなかったが、少なくともファンクラブの会長の仕事が決して楽ではないことは知っていた。