第333章 誰が洗ったのか

橋本奈奈は歯を食いしばり、お湯で体を拭き、しばらくごそごそした後、さっぱりとして、やっとトイレから出てきた。

しかし、橋本奈奈がトイレから出てきた時、すぐに呆然となった。ベッドのシーツと布団カバーが、全部変えられていたのだ!!!

お父さんはまだ橋本の中庭にいて、この家の中で、彼女以外には斎藤お兄さんしかいない。つまり、シーツと布団カバーを替えてくれたのは斎藤お兄さんで、斎藤お兄さんが替えたのは、彼女のあれを知っていたから……

橋本奈奈は顔を覆い、上を向いて何も言えなくなった。

もう痛くなくなっていたお腹が、また少し痛み始めたような気がして、すでに広がっていた赤みがさらに強くなったように感じた。橋本奈奈は自分がもうHOLDできなくなりそうだと感じた。

橋本奈奈は最速で服とズボンを着て、外に飛び出した。「斎藤お兄さん、あの……」