第24章 図々しすぎる

インターナショナルクラスの生徒たちは呆気に取られた。

以前の水野日幸は、まるで透明人間のように、存在感が全くなかった。

今の水野日幸は、冷たく高慢で、しかし堂々としていて、輝いていた。

水野日幸は素早く動き、カッターを曽我時助の指の間を正確に通し、机に突き刺した。唇を開いて、一言だけ:「消えろ!」

机の上のカッターは、刃が机に突き刺さり、柄だけが残っていた。

インターナショナルクラスの生徒たちは目を輝かせ、驚きと恐れが入り混じった表情で、かっこいい!と思った。

曽我時助は怒り狂う水野日幸を見て、背筋が寒くなった。捨て台詞を吐いて:「水野日幸、覚えてろよ!」

インターナショナルクラスの生徒たちは、皆裕福な家庭の出身で、曽我時助なんか怖くなかった。彼が必死に取り繕う姿を見て、笑いが起こった。