第429章 正体を暴かれる

今はよかった。水野日幸がIPアドレスを突き止め、残りの作業は彼女が指示する必要もなく、国際クラスの生徒たちが手際よく整理してくれた。

水野日幸も投稿内容を編集し終えていた。石田文乃のスマートフォンで編集し、学校の掲示板アカウントも石田文乃のものだった。

学校の掲示板にすぐに新しい投稿が現れた。投稿者は石田文乃で、学校中の誰もが知っていた。彼女は人を罵り、決闘を申し込む時も、ネット上でもリアルでも強気で、いつも正面から立ち向かい、匿名を使うことは決してなかったため、真偽を疑う必要もなかった。

【石田文乃:自作自演、曽我若菜マドンナと曽我時助様の大規模な分裂症現場をご覧ください!!!】

トピックは衝撃的だったが、内容は簡潔明瞭で、証拠が顔面に叩きつけられるように示されていた。一致するIPアドレス、具体的な位置情報、そして複数の副アカウントの発言のスクリーンショットが、整然と列挙されていた。