「そうよね、彼女は落ち着きすぎよ。私なら、きっと身を隠して様子を見るわ」
「ねぇ、来栖スターが彼女に目をつけたの?それとも彼女が来栖スターを誘惑したの?」
「そんなの考えるまでもないでしょう?絶対に彼女が自分から来栖スターのベッドに転がり込んだのよ。それに、我孫子プロデューサーも彼女に優しいじゃない。きっと彼女、この助演女優の役も、制作陣の誰かと寝て手に入れたんでしょうね!」
「来栖スターったら、長年スキャンダルひとつなかったのに、初めての噂の相手が彼女なんて...」
「ふふ...嫉妬?あなたも夜食を持って来栖スターを気遣うふりして、部屋に居座ればいいじゃない。運が良ければ来栖スターの気が変わって、あなたとも寝てくれるかも。そうしたら、あなたも一気にブレイクよ」
「嫉妬?私が何を嫉妬するっていうの?自分から体を売りに行くなんて、風俗嬢と何が違うのよ!」