「なぜかわからないけど、あなたは普通の人じゃないと思うの」鈴木知得留は一言一言はっきりと言った。
「だから私に近づいてきたのか?」冬木空は眉を上げた。
鈴木知得留は彼を見つめた。
こいつ、重要なポイントを間違えているんじゃないか。
でもいいの。
冬木空が守ってくれると言ったから、彼は言葉通りにしてくれると信じている。
彼女は言った。「でも否定できないわ。あなたの魅力に惹かれたことは」
最初は利益のために近づいたことは認める。でも結局、彼に恋をしてしまった。疑う余地もなく、後悔なく。
冬木空は手招きをした。「こっちにおいで」
鈴木知得留は彼を見つめた。
冬木空は自ら近寄り、彼女を抱きしめた。
この人、もう潔白なんてどうでもいいの?!
冬木空はパジャマのポケットから突然ダイヤモンドのネックレスを取り出した。