第158章 徹底な面潰し(2番目)

会議室には、鈴木知得留の説明の声だけが響いていた。

「第三部分は、各プロジェクトの予算案についてです。自宅療養中の数日間で、北洋国の今回のプロジェクトの詳細な財務支出表を入手しました。北洋国と日本国の経済水準を大まかに分析し、初期予算を立て、各プロジェクトに必要な資金をすべて列挙しましたが、対外貿易経済や為替レートなどについては専門的な知識がないため、この予算見積もりの完全な正確性は保証できません。そのため、財務部のサポートが必要です。」

自分の専門分野でない以上、外部からの支援が必要なのは当然だった。

「私が personally 財務部から二名の有能な人材を選んで、このプロジェクトを全面的にサポートさせます。」野村松尾は即座に承諾した。

鈴木知得留の今回の報告案に対して、満足感を隠せないほどだった。