第203章 豪華な結婚式(9)式典完了!お疲れ様でした、奥様!(2番目)

結婚式の会場。

鈴木知得留は冬木空を片隅に引っ張った。

冬木空は鈴木知得留をホテルのスイートルームに連れて行った。

鈴木知得留は不機嫌そうに、「なぜここに連れてきたの?」

「寝るためだ」

「眠くないわ」

「俺は眠い」

「結局、秋山静香との関係を話したくないってことね」鈴木知得留は眉をひそめた。

冬木空は笑って、彼女の頭を撫でながら、「嫉妬?」

「そうよ、嫉妬してる」

それに、私をペットみたいに扱わないで。

冬木空は突然腰を曲げて、彼女をお姫様抱っこした。

鈴木知得留は驚いた。

両手で彼の首に抱きついた。

「何するの?」

「どうだと思う?」

「冬木空、夜までって約束したでしょ」

「変なこと考えてるな」冬木空の口角の笑みがより輝かしくなった。「少し休もう。夜にはまだディナーパーティーがある」