北村系の社長室。
北村雅は自分の息子を見つめていた。
二十五歳になったのに、まだ十五歳のような行動をしている!
彼は言った、「会社のことには口を出すな!」
「つまり、これからは会社に出勤しなくていいってことですか!」
「北村忠!」北村雅は険しい表情で厳しく言った、「自分が何をしているのかわかっているのか!もう好き勝手はできないんだ、大人なんだぞ!」
「何をしているかよくわかっています。冬木心のニュースを流させないだけです!もし流したら、本当に母さんを連れて出て行きますよ!」
「北村忠!」
「母さんのことが好きなのがバレバレですよ!言っておきますが、本当に母さんを連れ出したら、母さんは絶対にあなたと同じ屋根の下には一秒も居ませんよ!」
「もういい加減にしろ!」北村雅は怒って椅子から立ち上がった、「お前は浮気されたんだぞ、プライドはないのか?!」