第262章 私は君を友達だと思っていたのに、君は私に不純な心を抱いていた(3)

鈴木知得留は完全に衝撃を受けていた。

彼女はただ呆然と道明寺華の驚くべき行動を見つめていた。

自分の目を疑った。

道明寺華がどうして北村忠にキスするなんて。

二人の仲が良いことは認めるし、北村忠が最近頻繁に彼女を訪ねてくることも、北村忠のストレートな性格が道明寺華の好みに合って、二人が親友になったことも受け入れられる。でも...でも、こんな露骨な行為は受け入れられない。

ただ道明寺華に迎えに来てもらっただけなのに、どうしてこんなことに。

彼女は疑問に思った。道明寺華は好きという感情を理解しているのだろうか?キスが何を意味するのか本当に分かっているのだろうか?

こんなことをするなんて!

まだ18歳なのに。

鈴木知得留はその瞬間、道明寺華を北村忠から引き離したい衝動に駆られた。