最後の別れ

私はまっすぐ家に向かった。

ドアを開けた瞬間、空腹の胃が鳴り始めた。昼食も朝食も食べていなかったので、当然のことだった。ドアを閉め、疲れた様子でベッドにバッグを投げ出し、テイクアウトの食事をテーブルに置いた。

その時、軽い頭痛がしていた。泣きすぎと空腹が重なったせいに違いない。お母さんが生きていれば、食事を抜くことについて説教されただろう。でも、お母さんが死から蘇って昼食を時間通りに食べなかったことを説教する前に、私は座って、ビニール袋から昼食を取り出した。

食べ物の魅惑的な香りで、胃の音がさらに大きくなった。一瞬の躊躇もなく、私は欲求を満たすためにチャプスイとご飯を一口食べた。

この料理はお母さんのお気に入りで、お母さんが行事の際に自分流のチャプスイを作るのが大好きだったので、私のお気に入りにもなった。口の中で広がる味わいを堪能しながら、一瞬目を閉じた。お母さんがここにいれば、この料理を楽しんでいただろう。

隣の部屋からテレビの音が聞こえてきた。薄い壁は音を遮ることができず、私の好きなテレビ番組が流れているのが聞こえた。一日中楽しめるテレビが一台でもあればいいのにと、突然思った。

ため息をついたが、少なくともオンラインで煩わしい広告なしでリプレイを見ることはできる。テレビでは時々、番組よりも広告の方が長く感じることがある。私は目の前の魅力的な食事に注意を戻した。チャプスイは私の大好物なので、数分で皿はきれいになった。

昼食に満足して、椅子に寄りかかって水を飲んだ。それから着替えて、ベッドの下からスーツケースを引っ張り出した。

お母さんの物がまだ中に入っていて、箱に片付ける前に整理しなければならない。物を減らすために、いくつかは捨てるべきだ。お母さんの服をベッドの上に置き、お気に入りの服は手元に残すことにした。

お母さんのお気に入りの本を手に取ろうとしたとき、背景がやや不鮮明な古い写真がベッドに落ちた。