廊下から聞こえる声で目が覚めた。もう一度眠ろうとしたけれど、ドアの外の騒がしさのせいで無理だった。入居者のほとんどは勤勉な会社員だから、この時間に皆が起きているのも不思議じゃない。
深いため息をついた。体は目を閉じたままベッドに横たわっていたかったけれど、外の騒音のせいで、今から眠り直すのは不可能だろう。
もう起きた方がいいかもしれない。ベッドでぐずぐずするのは良くない。
半開きの瞼で壁時計を見ると、もう朝の7時を過ぎていた。眠気は一気に吹き飛び、ベッドから飛び起きた。今日は月曜日!お母さんの葬儀の準備のために霊安室に行かなければならないし、その後オフィスにも行かなければならない。
今日は長い一日になりそうだ。起き上がってベッドメイキングをし、窓を開けた。暖かな日差しが目に飛び込んできた。憂鬱な天気は去り、澄んだ青空が美しい一日を約束していた。