真の友

午後3時になった。ドアに柔らかいノックの音が聞こえた。エリサに違いない。興奮して、私は急いでベッドから出て、ドアまで歩いて開けた。エリシャがドアの前に立っていて、その目は喜びに輝いていた。大きなスーツケースを後ろに持っていた。

彼女を見た瞬間、私の気分は明るくなった。

「入って、リス」私はドアを大きく開けた。彼女は「ありがとう」とつぶやいて入ってきた。

彼女は大きなスーツケースを引きながら、楽々とドアを通り抜けた。私は彼女がベッドの足元で止まるまで、視線で追いかけてからドアを閉めた。

彼女はまだ制服を着ていることに気がついた。洗練されたぴったりとした長袖とブラックのペンシルスカートで、その服は彼女のスレンダーな体にぴったりと合っていた。髪はピンクのリボンでポニーテールに結んでいた。

エリシャはハーベイ大学でファッションデザイナーを目指しており、クラスの学級委員長だった。賢く、機転が利き、創造的だ。そういった理由で彼女は学業で優れた成績を収めている。それに加えて、生まれつきの才能も持っている。私は彼女のスケッチをいくつか見たことがあるが、そのデザインには感心させられた。

「会いたかったわ、ベア」

「私も会いたかったわ、リス」

私たちはお互いをきつく抱きしめた。何ヶ月も会っていなかったが、まるで何年も経ったように感じられた。抱擁が終わると、エリシャはベッドに移動してフェイス・ヴィエンヌを優しく抱き上げた。「あなたにも会いたかったわ、私のお姫様」彼女は笑いながら言って、フェイスの可愛い上向きの鼻に自分の鼻先を触れさせた。赤ちゃんはクスクス笑った。

エリシャはベッドの端に座った。私は彼女が私の娘と遊ぶ様子をしばらく見つめていた。彼女たちを見ていると、思わず微笑んでしまう。

「ベアトリクス、この部屋を私と共有してくれたことに十分な感謝の言葉もないわ。永遠にあなたに借りができたと伝えたかったの」

「感謝なんて必要ないわ、リス。あなたの両親が私の命を救ってくれたのよ。あの夜、彼らが私を見つけてくれなかったら、フェイス・ヴィエンヌや家族に会うチャンスもなかったわ」

彼女はゆっくりと私の方に顔を上げた。「たまたまそこにいただけよ。誰だって同じ立場なら同じことをしたはずよ、ベア」