ヴィエンとの時間 2

ヴィエンを入浴させた後、彼女の好きなパフスリーブの花柄のドレスに着替えさせました。鏡に映る自分の姿を見て、彼女の目は輝きました。

彼女は本当に愛らしい子供です。

髪をポニーテールに結び、リボンを付けました。彼女はそれも気に入ったようです。巻き毛を留めたピンクのリボンに視線を移すと、彼女の唇は優しい笑顔を浮かべました。

「あ、ありが...とう...お、お母さん」私の方を向いて、彼女は恥ずかしそうにささやきました。

一言一言詰まりながら話すものの、回復の兆しが見えることは良い兆候でした。流暢に話せるようになるまでそう時間はかからないでしょう。

天井まである窓から差し込む陽光をも凌ぐような明るい笑顔を、私は彼女に向けました。

「どういたしまして、ヴィエン」と私は答えました。

愛情と優しさを込めて彼女を見つめます。最後に会ったときは、まだ1歳でした。時が過ぎるのは早く、今では大きな女の子になっています。私たちから奪われた歳月がありますが、もうそれは考えないことにしています。大切なのは、彼女が生きているということです。

テレビをつけて、子供向けチャンネルを選びました。彼女はベッドの上に座り、ヘッドボードに寄りかかりました。番組に集中する彼女の視線。

バスルームに向かう前に、最後にもう一度彼女を見ました。しばらく私がいなくても大丈夫そうだと確認して、バスルームのドアを開けました。

広々としたバスルームが目に入りました。中に入ると、服を脱いでシャワーを浴びました。

シャワーを浴び、髪を乾かした数分後、クレアがくれたゆったりとしたTシャツとデニムを着て、バスルームから出てきました。

ヴィエンはまだベッドに座っていました。テレビに夢中になっていましたが、足音を聞くと突然私の方を向きました。

テレビを消し、ヴィエンがベッドから降りるのを手伝いました。キッチンのある階下まで、長い廊下を通って行く間、彼女の小さな指が私の手をしっかりと握っていました。

キッチンに着くと、クレアが笑顔で迎えてくれました。彼女は椅子に座っていました。完璧な準備が整っていました。今日着ているラベンダー色のドレスは、彼女の欠点のない白い肌によく似合っていました。その色のおかげで、実年齢よりも若く見えます。金褐色の髪も首元でキチンとピンで留められていました。