ヴィエンとの時間 2

ヴィエンを入浴させた後、彼女の好きなパフスリーブの花柄のドレスに着替えさせました。鏡に映る自分の姿を見て、彼女の目は輝きました。

彼女は本当に愛らしい子供です。

髪をポニーテールに結び、リボンを付けました。彼女はそれも気に入ったようです。巻き毛を留めたピンクのリボンに視線を移すと、彼女の唇は優しい笑顔を浮かべました。

「あ、ありが...とう...お、お母さん」私の方を向いて、彼女は恥ずかしそうにささやきました。

一言一言詰まりながら話すものの、回復の兆しが見えることは良い兆候でした。流暢に話せるようになるまでそう時間はかからないでしょう。

天井まである窓から差し込む陽光をも凌ぐような明るい笑顔を、私は彼女に向けました。

「どういたしまして、ヴィエン」と私は答えました。

愛情と優しさを込めて彼女を見つめます。最後に会ったときは、まだ1歳でした。時が過ぎるのは早く、今では大きな女の子になっています。私たちから奪われた歳月がありますが、もうそれは考えないことにしています。大切なのは、彼女が生きているということです。