1時間後、ついに会話は終わりを迎え、その時には仮面舞踏会に関するすべてが決まっていた。クレアは些細な詳細まで全て話し合われたことを確認した。彼女はパーティーを大成功させようと決意しており、私は彼女が最善を尽くしている様子を目の当たりにした。私は彼女のそんな姿勢に深く感謝していた。
クレアは満足げに溶岩ケーキを食べていた。サファイアのような瞳に不思議な輝きが宿っていた。
「私たちの計画の結果が待ちきれないわ」素晴らしいデザートを食べ終わった時、アリアーヌが椅子からゆっくりと立ち上がりながら言った。私とクレアも席を立ち、彼女と握手を交わした。
「アリアーヌと私で、今年のあなたの誕生日が人生で最も思い出に残る日になるよう、必ず実現させるわ」クレアは声を上げ、彼女の目の中の輝きはより一層明るく燃え上がった。私はその理由が気になったが、質問は胸の内に留めておいた。