第211章:誰の後ろ盾が大きいか(2日目)

鈴木花和の言葉が落ちると、周りの人々は少し驚いた様子を見せた。

南都大学を卒業したこの大学生がこんなに上手く人を罵れるとは。

蛇鼠一窩、腐った鍋に腐った蓋!

このワンダースーパーの店主夫婦はまさにお似合いだ。

罵るべき相手を間違えてなんかいない!

黒田鏡華はそれを聞いて、怒りに震え、鈴木花和を指差して大声で詰問した。「この下賤な女が誰を蛇鼠だの腐った鍋蓋だのと罵ってるんだ?もう一度言ってみろよ!」

今まで誰も彼女の目の前でこんな酷い言葉で罵ったことはなかった。

鈴木花和は冷ややかに言った。「当てはまる人に言ってるのよ!」

「この!」黒田鏡華は顔を青白くさせ、悪意を込めて三郎に向かって大声で言った。「三郎、あいつに少し教訓を与えてやれ!」

「姉さんに指一本でも触れたら承知しないぞ!」鈴木和弘は即座に姉を後ろに庇い、鈴木則成たちも同様だった。