第221章:曾の苺販売1

「良いニュースだ、良いニュースだ。今日、私は素晴らしく美味しい紅顔いちごを食べてきたんだ!」

グループ管理人がそう言うと、メンバーたちが次々と反応し、特に「素晴らしく美味しい紅顔いちご」という言葉に反応した!

「管理人さん、本当ですか?どこで食べたんですか?一緒に行きませんか!」

「そうだ、一緒に行こう!いちごの魅力に抗えない。私はスポーツマンに変身して、いちごのために恋をしようじゃないか?」

「上の人、いちごのために恋をするって、節操はどこへ行った?」

「ふふ、私の節操はいちごに食べられちゃったよ!」

この時、また誰かが疑問を投げかけた。

「管理人さん、そのいちごはどこのですか?大和国のですか、それとも外国のですか?豊浦産地のいちごですか、それともM国のガリニーいちご農場のですか?それともどこの?」

「そうだね、話を戻すと、管理人さん、あなたが食べたのは一体どこのいちごなの?その素晴らしく美味しい味って、どんな感じなの?」

「素晴らしく美味しいいちごなら、どこのか教えて。一箱ください!」

「私も欲しい!」

「私も欲しい!」

……

「みんな、いちごが欲しいって言うけど、管理人さんに騙されても知らないよ?」

「確か管理人さんは小さな町の出身だよね。小さな町の人が、どんな美味しいいちごを食べたことがあるっていうの?きっと人から聞いただけでしょ!」

グループ内で次々と発言が続く中、不協和音も出始めた。

このいちご愛好会は、WeChatの大規模グループで、すでに1200人以上のメンバーがいた。

この時期、WeChatというSNSチャットソフトはまだ新しいもので、使える人はそれほど多くなく、後の時代のように誰もがスマートフォンを見ながらWeChatを使うような状況ではなく、大規模グループがあることは珍しくなかった。

しかし、現在グループには千人以上のメンバーがいて、それは簡単なことではなく、しかもこの千人以上のメンバーは全国各地から集まった人々だった。

みんながいちごを愛するという理由で同じグループにいるとはいえ、全員の性格が同じというわけではなかった。

「そうだよ、管理人さんは小さな町の人だから、見識が狭い。ちょっと甘いいちごを一、二種類食べただけで、すごく美味しいと思ってるんだよ。」

「ふふ……」