第260章:鋭い反論(1更)

村人たちは長く悩むことはなく、悩む時間もなかった。

警察署の人が来たからだ。

桃の里から安則町までの道路はコンクリート舗装され、とても便利になっていた。

警察署の人は、通報を受けてから桃の里に到着するまで、二十分ほどだった。

通報者と連絡を取った後、直接鈴木花和の家に向かった。

しかし、そこに着いて、庭に立ち並ぶ人々を見て、

「誰が通報したんだ?」と制服を着た人が厳しい表情で尋ねた。

「私です!」鈴木花和は直ちに前に出て言った。「警察官さん、私が通報しました!この人が真夜中に、私の畑に放火したんです!」

鈴木花和は容赦なく、まだ地面に横たわっている山本蘭を指さして言った。

警察官は鈴木花和を見て、すぐに笑って言った。「おや、また君たちか!」

前回の田中家の人々が大騒ぎをした時に出動した警察官の中に、目の前のこの人がいた。