第265章:山本春香を厳しく懲らしめる(2番目)

山本春香と寄田五郎は、冗談を言い合いながら町の食堂にやってきた。

二人はこの店の常連だった。

二人が来ると、女将は笑顔で「今日は何にしますか?今日はスッポンが入ったんですけど、スッポン料理はいかがですか?安心してください、私の料理は上手ですから、絶対においしいスッポン料理を作りますよ」と尋ねた。

山本春香は値段も聞かずに「いいわね!」と頷いた。

寄田五郎の表情が一瞬歪んだ。

スッポン料理は高価だし、二人だけではとても食べきれないだろう。

結局、彼は歯を食いしばって承諾した。

その後、他の料理も注文して、食事を待った。

山本春香は座るなり、不機嫌そうに「あなた、どうしたの?人前で私の名前を呼ばないでって言ったでしょう?」と言った。

寄田五郎は無実の表情で「呼ぶつもりはなかったんだ。でも、そばで待っていたのに、話が終わる気配もないし、お腹も空いてきたし」と言った。