第364話:ピーナッツ摘みと豆打ち2(2番目)

この人たちは彼らと一緒にお金を稼ごうとしているのだ。

もしこの人たちが来なければ、この3畝の落花生は全部彼らが摘むことができたのに、彼らが来たせいで、この仕事を取られてしまった。

競争があってこそ、やる気が出るものだ。

ほら、この子供たちは、大量の落花生を自分の横に積み上げて、午前中よりもずっと早いスピードで落花生を摘んでいる。

お年寄りたちも負けてはいられない。

彼らは鈴木お婆さんを説得して、落花生摘みに来させてもらい、少しでも収入を増やそうとしている。これは重さで計算されるので、もちろんたくさん摘めば摘むほどいい。彼らはこの小僧たちに負けるわけにはいかない。

だから、彼らも大量の落花生の苗を自分の前に積み上げている。

子供たちはそれを見て、とても悔しそうにお年寄りたちを睨みつけた。

お年寄りたちは軽く首を振るだけで、真剣に落花生を摘み続けた。

和田久実を中心とする女性たちのグループは、元々落花生を抜いた後で摘む予定だった。

彼女たちは重さではなく、時間で計算される。

一日8時間働けば、30元になる。

今はこんなにたくさんの人が落花生を摘みに来ているので、彼女たちはこの賑わいには加わらず、大豆刈りに行った。

大豆刈りは、大豆の苗を刈り取って、そのまま乾燥場に広げて干す作業だ。

一山一山と広げていく。

この大豆の苗が干されると、大豆を包んでいるさやが裂け、中の大豆が一つ一つポンポンと飛び出してくる。

通常、太陽の下で2日ほど干すと、大豆の苗の中の大豆は全て出てくる。その後、棒でこれらの大豆の苗を叩くと、まだ裂けていないさやもほとんど裂け、乾燥した大豆の苗は集めて束ねることができる。薪として使うか、灰にして肥料として使うかだ。

これらの大豆の苗を集めると、残るのは大豆と大豆の葉、そして雑枝だけだ。

まず竹のレーキでこれらの大豆の苗をふるい分け、その後、箕でこれらの雑物を取り除き、最後に脱穀機で最終的なろ過を行うと、きれいで整った純粋な大豆が出来上がる。

落花生の収穫の方がより簡単で、大豆の収穫の方がより労力がかかる。

もちろん、鈴木花和はまだ落花生や大豆の収穫機械を買っていないので、今は人力に頼るしかない。

30人以上が3日間落花生を摘んだ。

みんな収穫は上々だと感じている。