第361章:タイトルなし(3番目の更新)

鈴木正大の進学祝いのパーティーは賑やかで盛大に行われた。

県の幹部も何人か参加したのだから、盛大にならないはずがない。

それに、鈴木花和と鈴木和弘の兄妹が県内で持つ多くの友人たちも来ていた。

この時、村人全員と親戚友人たちは初めて知った。鈴木家の人脈がこれほど広く、県の幹部とも直接つながりがあるとは。

鈴木大樹一家と山本春香一家は、嫉妬で目が赤くなるほどだった。

特に鈴木大樹は、妻も兵も失ったと言えるだろう。

以前、牛の王を売り渡して得たお金は、全て鈴木花和に賠償することになった。

その後、鈴木花和が山の請負から得た賃料も、鈴木大樹はすべて花和に賠償した。

鈴木大樹が牛の王を売り渡して以来、鈴木花和は彼に対して一切の情けをかけなかった。

賠償金を払わないなら、営業機密法で刑務所に入れられ、前妻の山本蘭と一緒に数年過ごすことになる。