151:これが格差だ!_2

真壁駿介は孝行者で、母親を怒らせたら必ず怒り出すタイプだった。

桃子は真壁母を見て、怒って言った。「あの人は私のおばあちゃんじゃない!」

こんなに偏った祖母なんて持ちたくない。

この一言は蜂の巣を突いたようなもので、真壁母は怒って言った。「損な娘はやっぱり損な娘ね。礼儀知らずで!年長者に口答えするなんて!」

真壁駿介は桃子を見て、厳しい顔で言った。「桃子、早くおばあちゃんに謝りなさい!」

おばあちゃんが来たとたん、パパまで変わってしまった。

桃子は悔しくて、泣きじゃくった。

真壁駿介は子供の泣き声が大嫌いで、厳しい顔で言った。「泣くな!」

彼が怒鳴ると、桃子はますます激しく泣き出した。

真壁駿介はこめかみを押さえ、頭痛に悩まされながら、「黙れって言ってるだろう!」