184:まあまあ、世界第3位_2

「華和兄って綺麗だと思わない?」周防紫月は白川さんの隣に座った。

「うん」

周防紫月は白川さんを見て、呆れた様子で言った。「叔父さん、その反応冷たすぎない?」

白川さんは落ち着いた様子で新聞のページをめくり、それ以上何も言わなかった。

周防紫月はすぐに続けた。「叔父さん、華和兄と引き合わせてあげようか?」

蒼井華和のような綺麗な叔母さんができたら、夢の中でも笑って目が覚めるだろう!

何より、華和は蒼井紫苑より百倍も優れている。

蒼井華和が白川さんを気に入るかどうかわからないけど、少し頑張ってみる価値はある。

誰にだって目が曇る時はあるでしょう?

もしかしたら華和が気に入るかもしれない!

「そうは思わない」と白川さんは答えた。

「どうして?」周防紫月は目を大きく見開いて、信じられない様子で白川さんを見つめた。「華和兄はあんなに綺麗なのに、もし彼女があなたを気に入ってくれたら、こっそり喜ぶべきでしょう!なのにあなたときたら、嫌そうな顔して!華和兄があなたを気に入るかどうかもまだわからないのに!」