193:生配信で糞を食べる(6更)

タロボール様って誰?

世界トップクラスのハッカーだ!

今でも国際指名手配リストのトップに載っている。

懸賞金は10億円まで上がった。

数多くの賞金稼ぎがこの大物を探し出そうとしている。

しかし残念ながら。

今でもこの任務を達成できた者はいない。

どの賞金稼ぎもこの任務を完遂できていない。

そして佐藤みるくという四文字は、ハッカー界でも次第に有名になってきた。

噂によると。

この大物は、ハッカーという身分だけではないらしい。

蒼井華和については!

せいぜいパソコンの才能があるだけだ。

彼女はただの18歳の少女だよ。

それを聞いて、高城大樹は朝倉俊真を白い目で見た。「またそうやって!師匠がタロボール様じゃないってどうして分かるの?師匠が一番好きなミルクティーが何か知ってる?」

彼が蒼井華和は佐藤みるくかもしれないと言うたびに、朝倉俊真はすぐに反論するのだった。

「タピオカミルクティーだよ」朝倉俊真が答えた。

高城大樹は言った:「だから師匠は間違いなく佐藤みるくだよ」

朝倉俊真は高城大樹の肩を叩いた。「夢見るのはやめろよ。俺もタピオカミルクティーが好きだけど、だからって俺がタロボール様なわけ?」

「お前なんか犬の糞みたいなもんだ!」高城大樹は朝倉俊真を睨みつけた。

朝倉俊真は笑いながら言った:「そうそう、今のお前の気持ちが、さっきの言葉を聞いた時の俺の気持ちだよ」

高城大樹はもう朝倉俊真と議論するのをやめた。

朝倉俊真は続けて言った:「俺たちの賭けを覚えてる?」

高城大樹は少し考えて、尋ねた:「師匠が佐藤みるくだったら、お前が携帯電話を食べるって?」

「いやいやいや」朝倉俊真は手を振って、傲慢に言った:「今は携帯を食べるんじゃなくて、直接糞を食べる!生配信で糞を食べるよ!」

「本当か嘘か?」高城大樹は目を細めた。「お前が嘘をついてるんじゃないかと疑う」

朝倉俊真は胸を叩いて、「男に二言はない!」

高城大樹はすぐにスマホを取り出した。「録画するから、もう一度言って」

朝倉俊真は全く動揺せず、はっきりと糞を食べる約束を繰り返した。

高城大樹は動画を保存した。

もしかしたら運が良ければ、本当に佐藤みるくの弟子になれるかもしれない。

高城大樹はWeChatを開いて、【ありがとうございます、師匠!】