タロボール様って誰?
世界トップクラスのハッカーだ!
今でも国際指名手配リストのトップに載っている。
懸賞金は10億円まで上がった。
数多くの賞金稼ぎがこの大物を探し出そうとしている。
しかし残念ながら。
今でもこの任務を達成できた者はいない。
どの賞金稼ぎもこの任務を完遂できていない。
そして佐藤みるくという四文字は、ハッカー界でも次第に有名になってきた。
噂によると。
この大物は、ハッカーという身分だけではないらしい。
蒼井華和については!
せいぜいパソコンの才能があるだけだ。
彼女はただの18歳の少女だよ。
それを聞いて、高城大樹は朝倉俊真を白い目で見た。「またそうやって!師匠がタロボール様じゃないってどうして分かるの?師匠が一番好きなミルクティーが何か知ってる?」
彼が蒼井華和は佐藤みるくかもしれないと言うたびに、朝倉俊真はすぐに反論するのだった。
「タピオカミルクティーだよ」朝倉俊真が答えた。
高城大樹は言った:「だから師匠は間違いなく佐藤みるくだよ」
朝倉俊真は高城大樹の肩を叩いた。「夢見るのはやめろよ。俺もタピオカミルクティーが好きだけど、だからって俺がタロボール様なわけ?」
「お前なんか犬の糞みたいなもんだ!」高城大樹は朝倉俊真を睨みつけた。
朝倉俊真は笑いながら言った:「そうそう、今のお前の気持ちが、さっきの言葉を聞いた時の俺の気持ちだよ」
高城大樹はもう朝倉俊真と議論するのをやめた。
朝倉俊真は続けて言った:「俺たちの賭けを覚えてる?」
高城大樹は少し考えて、尋ねた:「師匠が佐藤みるくだったら、お前が携帯電話を食べるって?」
「いやいやいや」朝倉俊真は手を振って、傲慢に言った:「今は携帯を食べるんじゃなくて、直接糞を食べる!生配信で糞を食べるよ!」
「本当か嘘か?」高城大樹は目を細めた。「お前が嘘をついてるんじゃないかと疑う」
朝倉俊真は胸を叩いて、「男に二言はない!」
高城大樹はすぐにスマホを取り出した。「録画するから、もう一度言って」
朝倉俊真は全く動揺せず、はっきりと糞を食べる約束を繰り返した。
高城大樹は動画を保存した。
もしかしたら運が良ければ、本当に佐藤みるくの弟子になれるかもしれない。
高城大樹はWeChatを開いて、【ありがとうございます、師匠!】