「あなたたちが話をしている間、蒼井紫苑は外出しませんでしたか?」
「いいえ」
「確かですか?」玲姉が続けて尋ねた。
篠原朱音は頷いて、「はい、確かです」
そう言って、篠原朱音は続けて尋ねた。「まさか紫苑が人を殺したと疑っているんじゃないでしょうね?そんなことありえません!紫苑はとても優しい子で、道で蟻一匹踏むのも躊躇うような子なんです。彼女が殺人犯なんてありえません!それに、私の言葉に責任を持てます。あの日、彼女は確かに私と一緒にいました!」
玲姉は頷き、続けて尋ねた。「その日、昼食はどこで食べましたか?」
「関西料理のお店です。初めて行ったんですよ!確か名前は...関西料理、そうです!関西料理です!」
「食事の後はどの映画館で映画を見ましたか?」
「ええと、もみじ広場です」