222：重要な証拠（2更）

その言葉を聞いて、玲姉は眉をひそめた。

もし蒼井華和の推測が正しければ、本当の凶器は三つのゴミ置き場のいずれかに捨てられているはずだ。

......

帝苑マンションは高級住宅街に位置している。

しかし、ゴミ置き場から回収されたゴミは、すべてゴミ処理場に運ばれる。

ゴミ処理場のゴミは週に一度処理される。

今日はちょうど六日目だった。

この情報を知った玲姉は、すぐにチームメンバーを連れてゴミ処理場へ凶器を探しに向かった。

蒼井華和も同行していた。

彼女は静かに座っていた。姿勢は気ままだったが、周囲には強い気場を放っていた。

「玲姉」チームメンバーの和泉吉は声を潜めて、玲姉の側に寄った。

玲姉は捜査のためにほとんど一晩中眠れず、今は心身ともに疲れ果て、後部座席の背もたれに寄りかかったまま目を閉じて「話して」と言った。