結城和也の贈り物が贈られた後、お爺さんも自分の贈り物を取り出した。
翡翠のブレスレット一対だった。
前回お爺さんが贈ったものは夏川清美のサイズに合わなかったため、その後特別に職人に依頼して帝王氷種翡翠で黒翡翠のブレスレット一対を作らせた。とても美しく、もともと機会を見つけて夏川清美に贈るつもりだったが、今日ちょうど良い機会となった。
夏川清美は元々肌が白いのに、この黒翡翠のブレスレットをつけると、さらに白くて艶やかに見えた。
今やお爺さんの贈り物も贈られ、みんなの視線は自然と結城陽祐に向けられた。
突然注目を集めた結城陽祐は、表情を変えることなく「僕がまだ贈り物をする必要がある?彼女のためにこれだけの贈り物を集めたのに」と言った。
一同「……」くそ、厚かましい!