誕生日パーティーが終わってもう遅い時間で、使用人たちが後片付けをし、結城陽祐がお客様を見送り、夏川清美はたくさんのプレゼントを抱えて階段を上がった。
彼女は初めてこんなにたくさんのプレゼントをもらい、ソファーに座って一つ一つ開けていった。プレゼントは様々で、小顔マシーン、口紅セット、ショール、手作りクッキー、女の子が好きそうなぬいぐるみ、さらには子供の頃に女の子同士でプレゼントし合っていたようなアルバムまで...様々なものがあり、高価なものではないが心のこもったもので、彼女が失った青春を埋め合わせるかのようだった。
結城和也のプレゼントに触れると、開けてすぐにキラキラ輝くピンクダイヤモンドが目に入った。
これは...
手に持って、夏川清美は結城陽祐がどうやって結城和也からこれを騙し取ったのか気になってしまった。