第368章 どの女も出産で体力を消耗する

林富岡のこの行動に、夏川清美も驚いた。

生まれ変わってから今まで、夏川清美は林富岡の性格をよく理解していた。自惚れが強く、人の言うことを簡単に信じてしまう。前回彼女があれほど言ったのに、ここ数日は何の動きもなく、また鈴木末子に洗脳されたのかと思っていた。

まさか数日間じっと我慢して、こんな大きな手を打ってくるとは。

林富岡は今回、離婚を訴えただけでなく、鈴木末子を金目当ての殺人未遂で訴えた。

これはもう単なる離婚問題ではない。

ようやく目が覚めたようだ。

夏川清美はそっとため息をついた。残念ながら遅すぎた。

「若いのにため息なんかついて」夏川清美がため息をついた直後、雲おばさんが新鮮なフルーツを持ってきて、笑いながら尋ねた。

夏川清美は前回、半分眠りかけた時に見た夢、正確には林夏美の記憶を思い出し、イチゴを一つ摘みながら「雲おばさん、私のお母さんは私のせいで亡くなったの?」