第439章 頑固爺さんVS豚野郎

結城陽祐は三人が夏川お爺さんを拒否し、夏川お爺さんをその場で困らせるのを見て、思わず笑いそうになった。

しかし、このお爺さんがこんなに頑固だとは思わなかった。事態が急展開する中、自分のぽっちゃりくんがどうするか気になっていたが、彼女の言い表せない表情を見て、さらに気分が良くなった。

この祖父孫は本当に面白い。

先ほどまで三人に「厚かましい」と叱責していた宗像武山は、今や三人を見て笑みを浮かべており、まるで子供を誘拐する怪しいおじさんのようだった。

三人は背筋が凍った。

「えーと...」

そのとき宗像武山は咳払いをして、「入学式はこれで終わりです。皆さん、解散してください」

そして、人々が立ち上がる前に、夏川清美たち三人を指さして、「君たち三人は残って、師匠と対面してください」