久美は本当に遊び疲れていた。
ベッドに寝かせると、とても素直に眠った。
白くてふっくらとした小さなお餅のような赤ちゃんが、黒いシーツの上で両手を上げて寝ていた。まるで降参するかのように、少し可愛らしく、少し愛らしかった。
結城陽祐はしばらく見つめた後、小さな腕を下ろしてお布団の中に入れ、立ち上がって保温ポットの温度を調整し、さらに赤ちゃんが必要とするものを手の届く場所に置いた。
それらをすべて終えてから、結城陽祐は横になった。
3ヶ月間の奔走と12時間のフライトで、本来なら疲れているはずなのに、彼には少しも眠気がなかった。横を向いて静かに眠る息子を見ながら、以前佐藤清美とベッドに寝て、息子が真ん中にいた光景を思い出した。
あの時は小さな子供が本当にうるさく感じたが、今思い返せば、それは彼らの家族三人で過ごした数少ない温かい思い出となっていた。