第624章 俺が男なのに子育てなんかできるはずがない?

「朝食」を夏川清美は一時間以上もかかってしまった。

食べ終わると、結城陽祐はようやく雲さんに木村久美を入れさせた。夏川清美は小さな子と遊び、彼は傍らで仕事をしていた。

その間、木村久美が騒ぎ出し、夏川清美が反応する前に、結城陽祐はすでに立ち上がって来て、慣れた手つきで赤ちゃんのおむつを確認し、片手で小さな子を持ち上げ、おむつを替えてズボンを履かせた。夏川清美が呆然と見つめる中、ミルクを一本作って木村久美に渡した。

生後十一ヶ月で、小さな子はすでに上手にほ乳瓶を持って自分でミルクを飲めるようになっていた。

結城陽祐は夏川清美が木村久美が自分でミルクを飲めることに慣れていないと思い、木村久美が気付かないうちに夏川清美の唇にキスをした。「自分で飲めるのに慣れない?仕方ないね。これからは自分で服を着たり、お風呂に入ったり、学校に行ったり、彼女もできるようになるよ。」