結城陽祐は電話を切り、しばらく我慢してから「あの厚かましい奴ら」とつぶやいた。
そして時計を見ると、まだ5時前だった。
就寝まであと4時間以上あることを考えると、結城陽祐はイライラした。
以前は昼間がこんなに長く感じなかったのに。
でも考えてみると、昨夜あんなに激しく攻めたから、今夜は布団を抱いて純粋に寝るだけかもしれないと思うと、さらに憂鬱になり、携帯を取り出して結城蓮に電話をかけた。「確か前に岡田監督には上手くいってない幼なじみがいるって言ってたよな?」
結城蓮は携帯を握りながら不思議そうな顔をした。二少がどうして突然彼らのプライベートに興味を持ち始めたのか?なんだか怖い気がする。
怖いと思いつつも、自分のことではないので、結城蓮は面白がって「ええ、それがどうかしましたか?」