エピローグ III

彼らはホラー映画を選び、ポップコーンを食べながら鑑賞した。毛布が彼らの足にかけられていた。

ソフィーは、マリッサが胸に枕を抱えているのを見て笑いをこらえなければならなかった。映画を見ながら、彼女の目はアビゲイルのように大きく見開かれていた。

ソフィーはくすくす笑いながらポップコーンを口に放り込んだ。「まあまあ。あなたは大丈夫だって言ったじゃない。ただの映画よ。ホラーはあなたのアイデアだったでしょ」と彼女は冗談めかして言った。彼女の声は遊び心に満ちていた。

彼女はマリッサの腕をつねろうとしたが、友人は彼女の手を払いのけた。ソフィーはくすくす笑った。彼女はこのような映画の夜を久しぶりに過ごせるチャンスを得たので、それを台無しにする気分ではなかった。

不気味な音楽が流れ始めると、マリッサは画面を指差して言った。「もっとサスペンスがあるはずだったのに。でも彼の死体が文字通り毎シーンに出てくるのよ。うぅ」と彼女はイライラして唸った。

「そこに入らないで。お願い」とソフィーは半分独り言のように、半分は映画の女性主人公に向かって呟いた。彼女の目は画面に釘付けになっていた。

「彼女は絶対そこに入るわよ」とマリッサは恐怖に満ちた声で囁き返した。「こんな映画を作るとき、彼らは一体何を考えているのかしら」

死体が再び画面に現れると、二人は声を限りに叫んだ。マリッサは今度は顔を枕に埋め、ソフィーのポップコーンは空中に飛び散った。

突然、二人は笑い出したが、すぐに手のひらを唇に押し当てて音を抑えなければならなかった。

壁は防音だったが、小さな子供たちがいるので彼らはリスクを冒せなかった。

「これはバカげてる」マリッサはこぼれたポップコーンに手を伸ばした。「ビール？」と彼女は映画が一時停止されたときにソフィーに尋ねた。

「なぜ聞くの？」ソフィーは枕に寄りかかった。「ああ、神様。私の骨！」

彼女は時々、5人の子供の母親として簡単に動き回れるマリッサよりもずっと年上のように感じることがあった。一方、ソフィーはジャッキーが手に余ると感じていた。

最後のポップコーンを口に入れていたマリッサは、立ち止まって彼女の方を向いた。「覚えてる？あなたが一度、女性はみんな違うって言ったわ。ただ赤ちゃんを楽しんで、ソフィー。すべてはうまくいくわ」