突然。
皆は、この新大陸が誰の手によるものかを悟ったようだった。
間もなく、ゲーム本部も彼らの推測を裏付けた。
【EGグループ-主神図本部:Y.G.さんから皆様へのプレゼントです。お楽しみください~[ハート]】
コメント欄。
【?????????】
【やめて!!いらない!!!うぅぅぅぅぅぅ。】
【ほら見て、私たちの大御所様なんて丁寧なんでしょう[泣き笑い.jpg]】
【Y.G.:どうしたの皆さん、点数をあげようとしてるのに要らないの?[犬の顔]】
【さっき授業中にゲームをしていたら、専門の先生に見つかったんだけど、Y.G.さんが設計したって言ったら、先生も参加してきたよ。
意外でしょ?今の2位の記録は、私のアカウントで先生が出した成績なんだよ。[犬の顔][犬の顔]】
【ハハハ変な師弟活動がまた増えたね![犬の顔]】
誰も予想していなかったが、このゲームセクションがY.G.の設計によるものだと分かり、その後コンピュータ分野の多くの大物たちの興味を引くことになった。
【雲城大学情報工学部:うちの学部長と教授の戦績を見てください。迷わず、すぐに志願してください[犬の顔][画像][画像]】
【A.M.研究所-金井雅守:2位[ピース][画像]】
【北川大学:参戦申請~~[画像][画像]】
……
各界の大物たちの成績を見て、ネットユーザーたちは胸が痛くなった。
【ああああ全員大物ばかり!!】
【ハハハハハY.G.マジですごい!情報工学界のトップスター!!!】
【なんでこの人たち、数学もできてゲームも上手いの[微笑み]】
【同じ情報工学科なのに、うちの主任はクリアできなくて、もう午後ずっとやってる。このままじゃアカウント返してもらえなさそう[さようなら]】
……
病院。
灰原優歌が病室に入ると、柴田おじい様が紺色の服に着替え、元気そうな様子だった。
「この服はどう?いいかな?」
「似合ってます。」
柴田の父が頷いた。
灰原優歌は柴田の父を一瞥し、さらりと尋ねた。「おじい様、何をしているんですか?」
「バカな子だね、もうすぐ誕生日じゃないか!おじいちゃんは新しい服を選んで、お前の誕生日パーティーに行かなきゃならないだろう!」
灰原優歌は思わず一瞬止まり、また軽く笑った。
「そんなに大げさにしなくても。」