第312章 饗宴の進行曲

「ちょっと待って、みんな……これは灰原優歌の誕生日会の場所?ウーセル館はホテル?」

「失礼ですが、無知な私には、この場所が市の中心部で最も開発された一等地だということしか知りませんでした。本当に一寸の土地も金に値するんですね[さようなら]」

「ははは、上のコメントの人かわいすぎ!なぜその土地が市の中心部で最も開発された一等地なのか知ってる?

それは背後に久、保、集、団があるからよ!!(超大声)」

みんなはこのウーセル館についてあまり詳しくないが、久保集団の地位については誰もが心得ていた。

「えっ!!?じゃあウーセル館はプラチナパレスと同じレベルってこと?」

「冗談じゃないわ。ウーセル館が何かわかってる?ホテルって言うのは、ウーセル館に失礼よ。

だって、ウーセル館の年間メンテナンス費用が、普通の五つ星ホテルの年間収益くらいあるんだから[犬]」