第341章 渡様の腹黒さ

Y.G.が出てきた!??

どういう状況???

迷う暇もなく、手の早い人たちはもう赤い封筒を受け取っていた!

マーカスがソフトを作った時に金額の制限を設定していなかったため、みんなが受け取った赤い封筒は数千から数万で、びっくりして足がガクガクした。

Y.G.は一度に十数回も赤い封筒を配り、一つの封筒に数十万も……

これはマジで太っ腹すぎるだろ!??

そして。

Y.G.は二人の大物研究所のメンバーの心の中で、新しい呼び名が付け加えられた。

——Y.G.・福の神

すぐに、マーカスが出てきた。

【マーカス:福の神、どうしたんですか?】

【Y.G.:別に、学生が賞を取って、嬉しくて。】

メッセージを見たマーカス:「……」

さっきまでティッキーとジェースミンが泣きながら言っていたのは、自分の先生が厳しすぎて、賞を取った後も先生は高貴で冷たく「うん、分かった」とだけ返事をして、まるでそれがとても普通のことのように。