しばらくの間。
二人の教授は言葉を失い、目には衝撃と信じられない思いが浮かんでいた。
高校生が、こんな問題を簡単に解けるなんて??!
先ほど灰原優歌が解答の途中で、いらいらしながら黒板に六つの点を書いて最終答案を示したことを思い出し、二人の教授は眉をぴくりと動かした。
彼女のやり方は、まるで「この問題、そんなに難しくないよ」という錯覚を与えてしまう。
「教授、彼女の答えは本当に合っているんですか??」レノはなおも執拗に尋ねた。
そして、彼は陰鬱な目つきで灰原優歌を見つめ、アルリアにこんな問題を解ける人がいるなんて信じられないという様子だった。
しかも、この問題はさっきオーマル教授でさえ苦労して解いていたのに。
オーマル教授はその言葉を聞き、我に返ったものの、まだ夢見心地のような震える声で答えた。「答えは正解です……」